真理が解き明かす「離婚」 Part.1

イエス様がガリラヤ地方で教えていた際に、離婚について聞いてきたパリサイ人達への回答がマルコの福音書10章にあります。

 

― するとパリサイ人たちがみもとにやって来て、夫が妻を離別することは許されるかどうかと質問した。イエスをためそうとしたのである。イエスは答えて言われた。「モーセはあなたがたに、何と命じていますか。」彼らは言った。「モーセは、離婚状を書いて妻を離別することを許しました。」 イエスは言われた。「モーセは、あなたがたの心がかたくななので、この命令をあなたがたに書いたのです。しかし、創造の初めから、神は、人を男と女に造られたのです。それゆえ、人はその父と母を離れ、ふたりは一体となるのです。それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は、神が結び合わされたものを引き離してはなりません。」家に戻った弟子たちが、この問題についてイエスに尋ねた。そこで、イエスは彼らに言われた。「だれでも、妻を離別して別の女を妻とするなら、前の妻に対して姦淫を犯すのです。妻も、夫を離別して別の男にとつぐなら、姦淫を犯しているのです。」マルコの福音書10:2-12 -

 

今日は「離婚」についてマッカーサー先生のメッセージから見ていきたいと思います。

1.定められた相手

神は離婚を憎んでおられます。自分に定められた相手がいるにも関わらず、それ以外の相手を欲しがる姦淫の罪について、ネヘミヤ記とマラキ書から引用しています。

 

― 「あなたがたの娘を彼らの息子にとつがせてはならない。また、あなたがたの息子、あるいは、あなたがた自身が、彼らの娘をめとってはならない。イスラエルの王ソロモンは、このことによって罪を犯したではないか。多くの国々のうちで彼のような王はいなかった。彼は神に愛され、神は彼をイスラエル全土を治める王としたのに、外国の女たちが彼に罪を犯させてしまった。だから、あなたがた外国の女をめとって、私たちの神に対して不信の罪を犯し、このような大きな悪を行っていることを聞き流しにできようか。」大祭司エルヤシブの子エホヤダの子のひとりは、ホロン人サヌバラテの婿であった。それで、私は彼を私のところから追い出した。私の神。どうか彼らのことを思い出してください。彼らは祭司職を汚し、祭司やレビ人たちの契約を汚したからです。私はすべての異教的なものから彼らをきよめ、祭司とレビ人のそれぞれの務めの規定を定め、定まった時に行うたきぎのささげ物と、初物についての規定も定めた。私の神。どうか私を覚えて、いつくしんでください。 ネヘミヤ記13:25-31 -

 

このネヘミヤの説明あたりはちょっと聞き取りがうまくいかなくて、マッカーサー先生の意図を伝えることが難しいのですが定められた相手以外の相手を欲して、自らを汚してしまう罪、そのことを指摘していたのだと思います。

 

- 私たちはみな、ただひとりの父を持っているのではないか。ただひとりの神が、私たちを創造したではないか。なぜ私たちは、互いに裏切り合い、私たちの先祖の契約を汚すのか。ユダは裏切り、イスラエルとエルサレムの中では忌まわしいことが行われている。まことにユダは、主の愛された主の聖所を汚し、外国の娘をめとった。どうか主が、このようなことをする者を、たといその者が万軍の主にささげ物をささげても、ひとり残らずヤコブの天幕から断ってくださるように。  あなたがたはもう一つのことをしている。あなたがたは、涙と、悲鳴と、嘆きで主の祭壇をおおっている。主がもうささげ物を顧みず、あなたがたの手から、それを喜んで受け取らないからだ。「なぜなのか」とあなたがたは言う。それは主が、あなたとあなたの若い時の妻との証人であり、あなたがその妻を裏切ったからだ。彼女はあなたの伴侶であり、あなたの契約の妻であるのに。  神は人を一体に造られたのではないか。彼には、霊の残りがある。その一体の人は何を求めるのか。神の子孫ではないか。あなたがたは、あなたがたの霊に注意せよ。あなたの若い時の妻を裏切ってはならない。「わたしは離婚を憎む」とイスラエルの神、主は仰せられる。「わたしは、暴力でその着物をおおう」と万軍の主は仰せられる。あなたがたは、あなたがたの霊に注意せよ。裏切ってはならない。あなたがたは、あなたがたのことばで主を煩わした。  しかし、あなたがたは言う。「どのようにして、私たちは煩わしたのか。」「悪を行う者もみな主の心にかなっている。主は彼らを喜ばれる。さばきの神はどこにいるのか」とあなたがたは言っているのだ。  マラキ書2:10-17 -

 

「わたしは離婚を憎む」とはっきりと書かれています。

アメリカの僕の従妹も、彼女たちは幼いころから教会に通っている年数からいえばずっと先輩(クリスチャンとしての)なのですが、離婚して子供の親権争いで、ものすごい額のお金を使い裁判で争っているとのこと。

離婚にまつわる悲惨な実情は、世に溢れていますよね。例を挙げればきりがありません。思い出せば身近にもたくさんあることが思い出されます。その狭間に置かれた子供たちがどのように苦しみ傷つくのか、その話はまた別の機会にしたいと思います。

 

「悪を行う者もみな主の心にかなっている。主は彼らを喜ばれる。さばきの神はどこにいるのか」

 

これは、まさに今、私たちの生きているこの時代の神の民、教会も同じことを言っていますよね。
旧約と、新約では違うと教えられてきました。何が違うのでしょうか?神様が方針を変えたのでしょうか?マッカーサー先生や、近藤牧師から教えられるのは、聖書は一貫して同じことを教えていて、救われるのは旧約であろうと新約であろうと恵みによるのであり、裁きも同じように新約であろうと旧約であろうと神は同じようになされるのだということです。
僕自身、聖書を読んで、どのように読んでもマッカーサー先生や近藤牧師に反対する理由は、今の所、どこを探しても全く見つかりません。

思い起こせば以前の教会のメンバーは耳に優しいソフトな事だけを聞きたいし、どきどきするような、裁きなんていう恐ろしいことは耳にもしたくないといった感じでした。

私は、敬愛する信仰の先輩達に少しでも倣いたいと常日頃思っていまして、去った日曜学校においても、中二の男子と、中一の長女に火によって聖められる、火のバプテスマとは何かを説明していたのですが、その関連で黙示録19章から永遠の裁き、燃えさかる永遠の炎について紹介してあげました。

 

 

2.どうしても離婚したい人達

マタイの福音書5章の山上の説教の中でも、イエス様は離婚について言及されています。

 

- また『だれでも、妻を離別する者は、妻に離婚状を与えよ』と言われています。しかし、わたしはあなたがたに言います。だれであっても、不貞以外の理由で妻を離別する者は、妻に姦淫を犯させるのです。また、だれでも、離別された女と結婚すれば、姦淫を犯すのです。  マタイの福音書5:31-32 -

 

パリサイ人たちは要するに離婚したかった、ということです。なんとかして自分たちの離婚を正当なものにさせたかった。離婚を簡単にできるようにしたかった、というわけです。

 

- それゆえ男はその父母を離れ、妻と結びあい、ふたりは一体となるのである。 創世記2:24 -

 

1という数字はとても興味深い数字だとマッカーサー先生は言ってました。2が1となる。子供は2人から生まれる1人です。夫と妻、男と女という2人から、1人が生まれるのです。2人が1つとなって、1人が生まれるのです。この1つとなったものは、固く結ばれるものであって、決してそれは壊されるべきものではない。

(男と男、女と女からは決して1人も生まれてくることはありません。とても当たり前の事なのですが、これは聖書ではっきりと示されている神の真理です。)

 

- 実は、このヘロデが、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、-ヘロデはこの女を妻としていた- 人をやってヨハネを捕らえ、牢につないだのであった。これは、ヨハネがヘロデに、「あなたが兄弟の妻を自分のものとしていることは不法です。」と言い張ったからである。ところが、ヘロデヤはヨハネを恨み、彼を殺したいと思いながら、果たせないでいた。  マルコの福音書6:17-19  -

 

この個所で出てくるヘロデと、ヘロデヤも同じです。ヘロデヤは離婚した女です。しかも兄弟の妻であるにも関わらず、ヘロデは自分の妻としていたので、バプテスマのヨハネがその罪を指摘していたので、ヘロデヤはこのヨハネを憎み、殺したかったのです。自分の欲望を成し遂げたいため、邪魔者は存在しない方が良いということです。
彼らも離婚を正統的なものであってほしいと願う人達でしょう。

 

 

3.神の働きを壊すもの

もう一度マルコの福音書を見てみましょう。

 

- こういうわけで、人は、神が結び合わされたものを引き離してはなりません。  マルコの福音書10:9 -

 

すべての結婚は神の働き、なされる御業だと言っています。クリスチャンだけではありません。全ての結婚が、神の導きによってなされている、と言っているのです。ですから、この神のなされた働きを決して壊してはいけないのです。

 

- あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。  出エジプト記20:17 -

 

このいわゆる十戒と言われている、モーセが与えられた戒めの最後の戒めが、この個所です。
ここでは、心での「違反」について言及されています。
私たちは皆、罪人です。このような心の動きに対して、どのような措置を講じたら良いのでしょうか?
このことについても、聖書では明確な命令を与えてます。

 

- 女にはこう仰せられた。「わたしは、あなたのうめきと苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産まなければならない。しかも、あなたは夫を恋い慕うが、彼は、あなたを支配することになる。 創世記3:16  -

 

この個所はアダムとエバが神に背いて、知識の木の実を食べたことから与えられた呪いの個所です。
ここで、「恋い慕う(your desire)」の意味が原語では、「治める(controll:コントロール)」という意味があるとマッカーサー先生は説明しています。そして、次の個所、

 

- あなたが正しく行ったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行っていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。 創世記4:7  -

 

この少し後の個所で使われている「恋い慕う(its desire)」が原語では同じ「治める(cotroll:コントロール)」という言葉が使われているのです。わかりやすくしますと、

3章の場合、
「女が、男をコントロールしたいと思うようになるが、男が女をコントロールするようになる」となり、

4章の場合、
「罪が、あなたをコントロールしたいと戸口で待ち伏せているが、あなたはそれをコントロールするべきである」ということになるのです。

内なる人、肉の動き、働きを完全に制御して、コントロールし、治めるべきであるというのが、われらの神、偉大なる創造主が聖書を通して語っておられることなのです。